わが家流「ひな祭り」を考える

わが家流「ひな祭り」を考える

今週金曜日、3月3日はひな祭りですね。
節分が終わった途端、スーパーでひなあられが並ぶようになったのでおやつにしようと思って、つい購入してしまいました。

特に女の子が生まれたご家庭では、ひな祭りはより身近なイベントになりますよね。

住宅事情や生活様式が目まぐるしく変化し、従来の伝統をまもって行事を各家庭でお祝いすることが難しくなりつつある今、ひな祭りも例外なく悩みの種が尽きないところです。

ひな人形は1人につき1セット揃えないとダメ?



「ひな人形は“お守り”である」
そう考えると、誰かと共有したり引き継いだりするのはよくないよね。
というのが「ひな人形は11セット」の基になった考え方。

お店や人によって、これを「本来の意味を大切にするべき」と考えている人や、「本来の意味を大切にしつつ環境に合わせて小さいものを人数分用意するのはどうか?」と折衷案で考えている人など様々いるのが現状です。

そのため、
「守る/守らない」というよりも、自分自身の生活環境やどの考え方がしっくりくるのかを軸にして考える
というのが一番ちょうどいいのだと思います。


実はひな人形を今のように小物までバランスよくセットにした状態で販売する方法は、戦後に出来たものと言われています。

女の子の節句としてひな祭りが定着したあとの江戸時代中期では、お人形本体にお飾りを後から追加するのが主流でした。お家で代々お人形やお飾りを追加する中で大きな飾りになっていったようです。

どちらかというとこっちの方が今の生活様式に合いそうな気がしますよね。
母や祖母からお人形を引き継ぐのも、生活に合わせて小物だけ追加するのも現代の考え方にマッチするのではないでしょうか。

伝統やしきたりを守るということも素敵な価値観ですが、無理のない範囲で楽しみながらできたほうが良い思い出にもなると思いませんか?

行事ごとは生活に合わせて年々変化していますが、本質的な部分はずっとそのまま残り続けています。
是非ご家庭それぞれの価値観を探ってみてはいかがでしょうか。

イクプルでは気軽にひな祭りを楽しめるアイテムも扱っています。
是非ご覧ください。

隈本コマのこま人形

隈本コマ「こま人形」

編集スタッフ 福山

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